注文住宅の賢い打ち合わせ７つのコツとは？
打ち合わせは、理想の家を建てる上で肝となる部分です。
仕様や間取り、使う材料、設備のグレード、
工事の工程など決めることが沢山あります。
希望の家を建てるためには、自分たちの要望を
しっかりと営業マンに伝えることが大切です。
予算や敷地などで無理だと思っていたり、
矛盾を感じる場合でも迷わず話しましょう。
希望するプランの本質がそこに隠れていることもあるからです。
とはいえ、プロの意見に耳を傾けることも大切です。
建て主の住みやすさを考えて、異なる
提案をしてくれる設計者は信頼できます。
以下、打ち合わせのポイントを７つにまとめています。
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注文住宅の賢い打ち合わせ７つのコツ
住宅会社の得意分野を引き出す
住宅会社の得意分野を聞き出しましょう。
もしあなたが先に自分の要望を伝えると、
それに応えるのが苦手な会社でも「うちで
できます」と言われる可能性があります。
仮に、そのままその会社に施工してもらうと、
欠陥住宅とまではいかなくとも、求めていた
イメージとかけ離れた家が建ってしまいます。
ですので、住宅会社の過去の施工事例や工法、
使っている構造材などに、どんなこだわりが
あるのかを先に聞いておくことが大切です。
提案内容に対して、「イメージがちがう」と思っても、
そのプランの家での暮らしを一度思い描いてみましょう。
具体的にイメージしてみると、そのプランの
良さが見えることもあるからです。
自分と会社のこだわりがマッチしなかったときは、
依頼する会社の候補から外すことも検討しましょう。
イメージを共有する
打ち合わせの初期段階では、平面図を使って
説明されることが多いため、収納スペースや
間取り等がイメージしにくいです。
疑問に思ったことやわからないことは質問し、
わかりやすく絵を描いてもらうのも良いでしょう。
「どんな暮らしをしたいか」を伝えることがポイントです。
例えば、「和室がほしい」「出窓がほしい」と伝えるよりも、
- 「畳の上でゴロっとしたい」
- 「ディスプレイを楽しむ棚がほしい」
など、日常生活の中で何をしたいのかを伝えましょう。
営業マンと設計士が自分たちの暮らしを具体的に
イメージできるように共有することが大切です。
工事が終わってから認識のズレに気づいた場合は、
図面の作成や法律上の許可申請、取り壊しなどで
工期を延長せざるをえなくなります。
中には修正が不可能なケースもあり、仮に
修正可能でも、追加工事扱いで追加料金が
かかる場合がありますので注意が必要です。
デメリットを聞き出す
必要以上に話すと、口をすべらせて、言い値で受注でき
なくなるなど不利な状況になる恐れがあるからです。
ですので、営業マンにできるだけ多く、
そして掘り下げた質問をしましょう。
住宅会社に材料や仕様など勧められた場合、なぜそれを
勧めるのか、理由と同時にデメリットも聞き出します。
「異なる材料や設備を使いたい」
「施工事例に近い間取りにしたい」
など、自分の要望を伝えるときにもしっかりと
デメリットを聞いて意思決定すると安心です。
要望のみを伝えることは絶対にやめましょう。
施工会社は、お客さんの要望を聞き入れるのが
よい選択だと思って、デメリットをあえて
伝えず施工に移ってしまいかねないからです。
最終的には、営業マンからもらった情報から
良し悪しを自分で判断し、自己責任で意見を
取り入れるかどうか決めるようにしましょう。
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打ち合わせを数日に分ける
注文住宅をどのような仕様にするのかを決める
打ち合わせは、１日では終わりません。
話し合いの後に自分たちでじっくりと冷静に
打ち合わせ内容を振り返ることが大切です。
内容に変更があるときは、できるだけ早い段階で営業担当者に
連絡するか、前もって次の面談日時を決めておきましょう。
その際、住宅を建てるための材料を施工会社がすでに
発注していることがないように注意が必要です。
いま住んでいる家で打ち合わせをすることも大切です。
事務所などに足を運ぶだけでなく、実際に
家に来てもらうことで、現在の住まいの
好きな点や不満点が伝わりやすくなります。
そして、打ち合わせには家族全員で参加しましょう。
１人１人の意見を伝えることで、それぞれの
要望に応じた提案をしてもらうことができます。
参加できない場合は、打ち合わせ後に話し合った
内容を共有し、それに対する意見をメモし、次の
打ち合わせに備えるようにしましょう。
メモをとる
営業マンや設計士との打ち合わせ内容だけでなく、
ふと自分の中で疑問に思ったことや気づいたこと、
不明点があればすぐにメモをとりましょう。
メモを取らないと大事なことでも忘れてしまいます。
質問するのを忘れてそのまま工事が進んでしまった
ということがないように注意しましょう。
それ以外に、メモは「言った言わない」の対策にもなります。
打ち合わせの内容について、営業マンと依頼主の
間に認識の違いが生まれることは珍しくありません。
もしメモを取っていなければ、証拠がないため、
相手にも対抗できず、後悔する羽目になります。
メモを取るだけでこうしたトラブルを回避できるのです。
打ち合わせ中にメモが面倒くさい場合は、
音声を録音しておくと良いでしょう。
ハウスメーカーや工務店に設計を依頼するときは、
営業担当者が窓口になることが多いです。
そのため、伝え漏れをなくして、住宅の完成
イメージを明確に共有するために、前もって
要望をリスト化しておくと良いでしょう。
上手に要望を伝えることができない場合でも、
設計士がフォローしやすくなります。
営業マンが信用できるかを確認する
住宅会社の営業マンは、受注をとると利益の数％が
歩合給として給料に上乗せされることが多いです。
中には、その歩合給のために、通常より
利益を上乗せして料金を提示してきたり、
契約を迫ってくる営業担当者もいます。
お客さん第一ではなく、自分の給料ばかりを考えて
いる営業マンには、良い家づくりは期待できません。
ちゃんとあなたの要望に耳を傾けて、メリットと
デメリット、そしてプラスアルファの情報を教えて
くれる余裕のある営業担当者に依頼しましょう。
各住宅会社の見積もりを比較する
打ち合わせをするときは、相見積もりを
行った他社の見積書を持参しましょう。
見積書の内容・内訳を一つ一つ確認し、
他社と異なる部分がある場合は、なぜ
相違があるのか聞いてみると良いです。
そのちがいを説明してもらうことで、
各住宅会社の特徴が明確になります。
自分のこだわりとマッチする住宅会社を
選ぶ上では、この作業は必要不可欠です。
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