本体工事費の相場

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本体工事費の相場

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注文住宅を建てる費用のうち、本体工事費が
占める割合は、総額の７０～８０％が相場です。

これは建物自体にかかる費用そのもので、
駐車場や庭などの費用は含まれません。

雑誌やチラシなどに表示されている費用は、
本体工事費のみを指していることが多いです。

例えば、本体工事費が２０００万円だと仮定すると、
総費用は２０００÷７０/１００～８０/１００

これを求めると、約２５００万円～２８５７万円になります。

坪単価×延べ床面積で計算された料金とほぼ同じです。

本体工事費は、以下３つに大きく分類されます。

躯体工事費
仕上げ工事費
設備工事費

躯体工事には、仮設、基礎、木工事があります。

仕上げ工事は、屋根・金属・外装、金属製金具、木製
建具、石・タイル、左官、塗装、内装工事などです。

設備工事は、空調、電気、給排水衛生設備工事にあたります。

本体工事費の内訳は、上から順番に
４０％、３５％、２５％が相場になります。

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本体工事費の内訳

仮設工事	建物の工事の前段階に行われる工事。建物まわりに階段や通路となる足場を組んだり、職人のための仮設トイレの設置、道路側溝の養生などを行います。建物が完成（竣工）すると撤去されます。
基礎工事	掘削や鉄筋の組み立て（配筋）、型枠の設置、コンクリートの打設などを行います。
防腐・防蟻・防虫処理工事	建物まわりの防腐・防蟻・防虫工事を行います。
木工事	柱、梁（ハリ）、土台などの骨組みを作ります。小屋組みや敷居、鴨居、床下地張りなど、適切な箇所に加工木材をはめこみます。
屋根・金属板工事	屋根を葺き、雨水を受け流す軒桶や谷桶、瓦やガルバニウムの設置、防水マット敷き、塗装などを行います。雨漏りしないためには、雨どいや水切れの取り付けがしっかり行われているかを確認することが大切です。通常、屋根は雨水を下ろすために片方に傾いています。谷となる部分があると雨水が溜まる恐れがありますので、上に上がらせてもらえる場合は確認してみましょう。
木製建具工事	屋内の木製ドアや障子の加工、ふすまや窓を取り付けます。
金属建具工事	金属のアルミサッシやガラス、ドアを取り付けます。
PVC建具工事	樹脂製サッシを取り付けます。
防水工事	ベランダ・バルコニーなど外部から雨水が建物内に入るのを防ぎます。
ガラス工事	ガラスを取り付けます。
外装工事	外装のサイディングやモルタル工事を行います。
タイル・石工事	タイル、レンガ、擬石階段などを貼り付けます。
左官工事	コンクリートやモルタルを平らに塗る工事で、玄関や洗面所、お風呂場などの左官による装飾です。雨で濡れると凹凸ができやすいので、雨天の日あるいはその次の日に現場で確認することをおすすめします。 ※コンクリート打設後、通常５日間の養生が必要です。工期が短いときは特に、養生期間が短縮されていないか確認することが大切です。
塗装工事	家具や外壁の塗装、吹き付けを行います。
金物工事	手すりやドアノブ、ドアフックを取り付けます。
内装工事	建物内部の壁や天井に塗装やクロス貼りを行います。
雑工事	床下点検口や床下収納など見積書の項目に入らない工事です。
給排水設備工事	水まわり（キッチン・トイレ・浴室など）の給水給湯、排水配管、ユニットバス取り付けなどを行います。
電気工事	電線を床下や天井裏、壁に引き込みます。
空調設備工事	換気扇や配管を取り付けます。